獣医師コラム 伴侶動物の症状や治療法、経過について、獣医師がコラムを執筆しております。 犬 犬の子宮蓄膿症 子宮蓄膿症(パイオメトラ)は主に6歳以上の未避妊の雌に見られ、原因は発条などの免疫力低下に伴い支給への細菌感染による… 犬の眼球メラノーマ 眼球摘出による治療および精査をすることとなりました。摘出した眼球を検査した結果、悪性黒色腫というガンでした。摘出後… 犬の子宮水腫 今回の患者さんは、子宮に粘液が溜まる「子宮水腫」でした。症状は復位膨満(おなかが張っていること)や多飲多尿、外陰部か… 犬の誤食誤飲 犬や猫だけでなく、うさぎやフェレットなど他の動物でも起こりえる事故です。犬においては、室内だけでなく散歩中に拾い食い… ] 犬の歯石除去 犬も人と同じように普段のデンタルケアを怠っていると歯垢や歯石が付きやすくなります。そのまま放置すると歯周病になりやすく、歯肉が瘦せて… 猫 猫の膀胱結石 下部尿路とは、膀胱から尿道までのことを指し、猫さんではこの部位に異常をきたし、排尿障害を引き起こすことが多いです… 猫の断尾 猫(2歳9ヶ月齢)が、「尻尾を電動ソファーに巻き込まれて、皮がめくれている。」とのことで来院されました。X線検査に… セキセイインコ セキセイインコの腸結石 飼育鳥においても、犬や猫同様、消化管内に異物が詰まることがあります。誤食も多く、かじって遊んでいたものや布など様々です。今回の患者のように… コザクラインコの自咬症 精神的な要因や、痛みや痒みなどの刺激で気にしてその部分を自分で咬んでしまう状態です。メスの場合は産卵の前後で自咬することもあり、中には感染症や腫瘍と関係している場合もあ… 鳥のマクロラブタス感染症 無症状のこともありますが、発症すると食欲不振、嘔吐、軟便、下痢、などを起こし、体重が減ることもあります。真菌(カビ… セキセイインコの卵塞 食欲不振、嘔吐が見られ、痛みでお腹を蹴ったり、床でうずくまったりします。肺や気嚢(鳥が呼吸運動を行うところ)が圧迫さ… セキセイインコの角化棘細胞腫 残念ながら体表にできるできものの多くは見た目では悪性腫瘍なのか良性腫瘍なのかわからないことが多く、また切除して検査し… ハムスター ハムスター骨折(断脚) 左後ろ足のスネの部分で骨が折れてしまっています。脛骨(太い方の骨)と腓骨(細い方の骨)というふたつの骨でスネは成り… ハムスター骨折(整復術) 高齢であったため麻酔のリスクはありましたが、飼い主様の希望により手術による整復となりました。手術は問題なく終了し、… ハムスターの切歯過長 生涯歯が伸び続けるハムスターは、ひょんなきっかけから噛み合わせを崩し、伸びた歯が顎に突き刺さり出血することがあります… ハムスターの蟯虫感染 ときどき認められる消化管寄生虫で、一般的には「盲腸蟯虫」と「大腸蟯虫」がいます。これらを病院で見分けることは困難であ… ハムスターの乳頭腫 乳頭腫はハムスター類において、よく発生する良性皮膚腫瘍のひとつです。この腫瘍に関しては、他の腫瘍と同様、特に理由なく発生… ハムスターの腸重積 ハムスターの脱腸は主に2種類で、「直腸脱」と「腸重積」です。「直腸脱」は、直腸が肛門から脱出した状態で、「腸重積」は空・回腸… うさぎ うさぎの後躯麻痺 後躯麻痺は様々な動物で起こり、原因も様々です。一般的には、神経の異常や腫瘍、骨折などが考えられます。治療はその原因… うさぎの胸椎骨折 うさぎは脚力が非常に強いものの、その骨は弱く、自分の力で骨折してしまうことがある動物です。後躯麻痺のうさぎの場合… うさぎのツメダニ症 ツメダニ症はウサギでよく見られる外部寄生虫症の一つです。感染するとフケや痒みがでて薄毛、脱毛が目立つようになります… うさぎの避妊手術 中年齢以降の未避妊雌うさぎにおいては、子宮疾患になりやすく、その中でも悪性腫瘍(癌)であることが多い。見つけたとき… うさぎの去勢手術 うさぎにおいては、去勢手術のメリットは雌の避妊手術に比べると多くはありません。精巣を摘出するので精巣の腫瘍にはなり… うさぎの斜頸 うさぎの斜頚はしばしばみられる病態で、多くの飼い主様はその変化にびっくりしてしまいます。その多くは、前提疾患と呼ばれ… うさぎの乳頭腫 乳頭腫は、比較的多くみられる良性皮膚腫瘍のひとつです。ウイルス性に発生するものと非ウイルス性に発生するものがあります… ハリネズミ ハリネズミのダニ寄生 ハリネズミのダニ寄生は、ハリネズミの皮膚病の中で比較的多くみられ、特にショップから購入した後に一度も検査したことが… ハリネズミの子宮内膜ポリープ 子宮内膜ポリープは、ハリネズミにおいては比較的多く発生する非腫瘍性の良性病変です。年齢は3~5歳以降に認められることが多く… ハリネズミの眼球突出 眼球の突出は様々な原因で発生します。ハリネズミはもともと眼窩が浅く、興奮しただけで突出してくることもあります。もちろん… フェレット フェレットの耳ダニ フェレットの耳ダニ感染は比較的よく見られ、赤黒い耳垢が溜まり、かゆみを伴うことが多いです。生活環境にいるダニではないため… モルモット モルモットの膀胱結石 モルモットの膀胱結石はときおり認め、多くは炭酸カルシウム結石です。草食動物であるモルモットはカルシウムを多く含む尿を排泄し… モルモットの不整咬合 不整咬合とは、歯が異常に伸びて(もしくは、まったく伸びず)、咬み合わせが悪くなった状態のことです。モルモットは、生涯奥歯も… その他エキゾチックアニマル フクロモモンガのトリコモナス トリコモナスは原虫と呼ばれる消化管内寄生虫の一種です。フクロモモンガだけではなく様々な動物に感染することが知られてお… デグーの繊維肉腫 デグーでは皮膚にできものができることはよくあり、皮膚炎や外傷によるかさぶたや腫瘍など、さまざまです。デグーでのデー…