鳥のトリコモナス症のサインを見逃さない!原因・症状・治療・予防を徹底解説

「最近ごはんが食べにくそう…」「ネバネバした液体を吐いている…」
それ、もしかすると「トリコモナス症」かもしれません。
この記事では鳥類のトリコモナス症について、分かりやすく、かつ専門的な情報をお届けします。大切な愛鳥の健康を守るために、一緒に学んでいきましょう。

トリコモナス症の基礎知識

鳥類のトリコモナス症は、Trichomonas gallinae という原虫が原因で起こる病気です。この原虫は、顕微鏡でやっと見えるくらいの小さな単細胞生物で、主に鳥の消化管に寄生します。ハトでの発生が最もよく知られていますが、インコ、ブンチョウ、オウム、さらには猛禽類など、様々な種類の鳥が感染する可能性があります。人の膣トリコモナス症、犬や猫にみられる腸トリコモナス症とは異なります。

トリコモナス症の特徴

トリコモナス症は、感染した鳥の吐き戻し物や、糞便に混ざった原虫を、他の鳥が口にすることで感染が広がります(経口感染)。特に、若い鳥、中でもヒナは感染しやすく、重症化しやすい傾向があります。しかし、成鳥であっても、ストレスや他の病気などで免疫力が低下していると発症することがあります。原虫は、主に鳥の口の中(そのうや食道)に炎症を起こしますが、場合によっては肝臓などに病変を作ることもあります。

早期発見の重要性

トリコモナス症は、早期発見と早期治療が非常に大切です。初期の症状は軽いことが多く、「なんとなく元気がない」「少し食欲がない」といった程度で見過ごされがちです。しかし、放置すると病気はどんどん進行し、命に関わることさえあります。

放置した場合のリスク

トリコモナス症が進行すると、様々な症状が現れます。まず、食べ物をうまく飲み込めなくなるため、食欲がなくなり、体重が減少していきます。口の中の病変が大きくなると、呼吸が苦しくなり、口を開けて呼吸するようになることもあります。さらに、消化管の機能が低下し、食べたものを吐いたり、下痢をしたりするようになります。最終的には、栄養失調や呼吸困難によって衰弱し、死に至ることもあります。

特徴(まとめ)

原因

トリコモナス症の原因は、Trichomonas gallinae という原虫です。感染経路は主に経口感染で、衛生環境の悪化、ストレス、免疫力の低下、他の病気との併発などが、感染・発症のリスクを高めます。

症状

初期症状

進行期の症状

予防

衛生管理

健康管理

検査

治療法

投薬治療

対症療法

外科的処置

口腔内の病変が大きい場合、外科手術で切除を行うことがあります。

Q&A

Q. 鳥のトリコモナス症は人にうつりますか?
A. いいえ、鳥のトリコモナス症が人に感染することはありません。

Q. 治療すれば必ず治りますか?
A. 早期に治療を開始すれば、多くの場合、治癒が期待できます。

Q. 薬を飲ませても吐いてしまいます。どうすれば?
A. 獣医師に相談し、薬の変更や投与法を検討しましょう。

Q. 予防接種はありますか?
A. 現在、トリコモナス症に対する予防接種は存在しません。

Q. 複数羽飼育中ですが、1羽が感染しました。他の鳥も検査すべき?
A. はい、全羽の検査を強くおすすめします。

さいごに

愛鳥の様子がいつもと違うと感じたら、自己判断せずに獣医師に相談してください。早期発見・早期治療が命を守る鍵です。
札幌市のちゅら動物病院では、トリコモナス症に関する診療実績も多数ございます。お困りの際はご来院くださいませ。

免責事項

このページの情報は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的診断・治療の代わりではありません。鳥さんの健康に不安がある場合は、必ず獣医師にご相談ください。

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