文鳥が発情期を迎えたら?時期やお見合いの方法、抑制のコツを解説

文鳥を家に迎える前に知っておきたいことの1つに、「発情期」があります。発情は、文鳥を含めて多くの生き物の本能です。しかし、体の小さな文鳥にとって産卵や過度な発情は命のリスクを負わせることにもつながるため、注意が必要です。そこで今回の記事では、

⚫︎文鳥の発情期

⚫︎お見合いの方法

⚫︎発情を抑制させるポイント

などについてわかりやすく解説します。

文鳥の発情期はいつ?

文鳥が発情する時期には季節性があり、一般的に日本では秋から春の換羽期まで続くとされています。そして、この時期に

⚫︎好みの相手

⚫︎十分なご飯

⚫︎安心できる狭い場所

がそろうと、文鳥はその気になるため繁殖につながりやすくなります。

発情のサイン

発情期に見られる主なサインは

⚫︎いつもと比べて攻撃的になる

⚫︎暗い場所や狭い場所に潜ろうとする

⚫︎巣材になるようなものをゲージに持ち込もうとする

⚫︎新聞紙などをちぎる

⚫︎便が大きい

⚫︎ご飯の吐き戻しをする

⚫︎とまり木や飼い主の手にお尻をこすりつける

  

などがあります。

  

とくにオスは、「ピチューイ」「ピーヨピーヨ」とメスへの求愛ソングを歌ったり、止まり木の上で体を膨らませて、ピョンピョン飛び跳ねる求愛ダンスを始めたりします。

一方、メスは歌やダンスを受けた場合、尻尾を左右に振りながら「チュンチュン」と鳴いて答えます。

  

産卵可能な年齢

個体差はありますが、健康に繁殖が可能な年齢は、だいたい生後6ヶ月〜5歳くらいまでといわれています。

ただ、人間のように閉経というわかりやすいタイミングはありません。そのため、過去には10歳近くで卵を産んだ文鳥もいるようです。また、メスの場合は1羽飼いでも興奮して産卵してしまうケースもあるので注意しましょう。

文鳥のお見合い方法

繁殖させたいと考えている場合は、発情期が来る前からしっかりと文鳥の体調を観察し、健康に繁殖できるかチェックすることが大切です。

なお、1羽で飼っている場合は、当然お見合いをさせる必要があります。一般的なお見合いの方法は、以下のとおりです。

1.ペアを決める

2.ケージを並べて置く

3.2羽を一緒に放鳥する

4.メスのケージにオスを入れる

5.次の朝、もう1度一緒のケージに入れる

相性が悪い場合は文鳥のストレスになってしまうこともあるため、お見合いは慎重に行いましょう。

ペアを決める

文鳥はオス同士でもメス同士でもペアになることがあります。ただ、当たり前ですが、繁殖させるにはオス・メスのペアでなければ繁殖できません。お見合い相手を見つける前に、飼っている文鳥の性別について把握しておきましょう。

また、繁殖は命に関わる場合もあるので、事前に動物病院で健康診断を受けておくと安心です。

ケージを並べて置く

文鳥は好き嫌いが激しく、よく知らない相手にはまず警戒します。

その度合いは激しく、気に入らない相手だと羽を噛んだり居場所をなくすほど攻めたり、と大ケンカに発展する危険すらあるほど。そのため、いきなり同じケージに入れるのは危険です。互いに相手を見る時間を設けて、徐々に仲良くしてさせていくことがポイントです。

2羽を一緒に放鳥する

互いに存在を認識させたら、次は放鳥です。2羽を一緒に放鳥させて相性をじっくり観察しましょう。このとき、どちらも威嚇せず、オスがメスの後を追いかけているならカップル成立の可能性が高くなります。

メスのケージにオスを入れる

相性が良さそうであれば、日中だけメスのケージにオスを入れてみましょう。互いにケンカや威嚇をせず、どちらもご飯が食べられているなら安心です。反対に、ケージ内で威嚇や緊張している素振りがあれば、再びそれぞれのケージに戻しましょう。

次の朝、もう1度一緒のケージに入れる

次の朝、もう1度オスをメスのケージに入れます。そこで木にくちばしをこすりつけたり、体を揺らしたりと求愛ダンスを一緒に踊ればカップル成立です。ケージに巣をセットして、焦らず繁殖を待ちましょう。

文鳥の発情を抑える4つのポイント

文鳥は過度に発情すると、カルシウム不足や卵詰まり、ひいては肝疾患や腎疾患、関節疾患までも引き起こすことがあります。繁殖を目的としない発情は、文鳥の体に多大な負担をかけるだけなのです。そのため、産卵を望まない場合は、

⚫︎発情相手を近づけない

⚫︎カロリーの高い食事を控える

⚫︎巣を設置しない

⚫︎日照時間に注意する

など、さまざまな工夫で発情を抑制するようにしましょう

発情相手をあまり近づけない

1つ目の工夫は、「発情相手をあまり近づけない」ことです。発情相手とは、同居している文鳥に限りません。鏡やブランコ、とまり木や人形、飼い主にもに発情するケースもあります。

とくに飼い主が背中をなでたり、文鳥の体を握ったりすると、文鳥が求愛されたと勘違いすることも。放鳥中に、メスが体を低くして尻尾を高速でフリフリと振るポーズをとったときは、その行動を中断させて文鳥の気を紛らわし、発情にストップをかけましょう。飼い主をパートナーに見ている可能性がある場合は、放鳥時間を控えめにして接触を減らすことも効果的です。

カロリーの高い食事は控える

2つ目は、「カロリーの高い食事は控える」ことです。高カロリーで脂質の多いご飯は、発情を促してしまうため、発情期にはヘルシーな食事に切り替えるようにしましょう。

また、常に十分なご飯がある状態も、文鳥に「いつでも子育てができる状態である」と思わせてしまい、発情を促す可能性があります。そのため、

⚫︎1日に食べ切れる量のシードを与える

⚫︎ご飯を数回に分ける

など決まった食事量を与えて、正常な体重をキープさせることも発情の抑制に効果的です。文鳥の平均体重である23〜25gをキープできるよう、日頃の栄養バランスや食事量をコントロールしてあげましょう。

巣を設置しない

3つ目は、「巣を設置しない」ことです。もともと巣が必要になるのは繁殖のときだけなので、繁殖させない場合はケージ内に巣を設置する必要はありません。

また、巣材(わら、細く切った新聞紙、チップ、布など)なども巣作り気分になりやすいため、巣材をなくすか、もしくは文鳥が触れないようフン切り網などを利用するようにしましょう。そのほか巣以外でも

⚫︎帽子の中

⚫︎衣服の中

⚫︎テレビボードの下

⚫︎ケージ自体

など、「狭くて安心できる場所=巣」と考える場合もあるので注意が必要です。ケージ自体を巣だと思っている場合は、定期的に模様替えをすることで発情抑制効果が期待できるでしょう。

日照時間に注意する

4つ目は、「日照時間に注意する」ことです。インコやオウムの場合、明るい時間が長いと発情するタイミングが増えるといわれています。そのため、過度に発情させないためには、早めに消灯して寝かす方が良いでしょう。

一方、文鳥は、インコやオウムと違って、明るい時間が短くなると発情しやすくなる傾向があります。そのため、文鳥の発情を抑制する場合、約12時間以上は起こしておいた方が良いといわれています。

まとめ

今回は、文鳥の発情について紹介しました。

発情はどの動物にとっても自然なことですが、不要な発情は、体力の消耗や卵詰まりなど命に関わる症状を引き起こすことがあります。繁殖を考えていないのであれば、むやみに発情を促すような行動は控え、「卵を産もう!」と文鳥に考えさせる環境を作らないようにしましょう。

発情期について正しく理解して、その子にあったライフスタイルを選んであげてくださいね。

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