2022.12.12
猫がえずいていたり、吐きそうな咳をしていたりすると「苦しそう」「病気かな」と心配になってしまいますよね。
そんな「猫がえずくけど吐かない時の原因とは何か」について解説していきます。
猫が吐きそうで吐かないのは、お腹にたまった毛球をうまく吐けないことが原因として多いです。
猫の習性として、胃にたまった毛球を吐き出そうとするため、猫にとって「吐く」という行動自体は珍しくないです。
特にペルシャ猫やノルウェージャンフォレストキャットのような長毛種の場合は、毎日グルーミングをするうちに体内にたくさんの毛を飲み込んでしまうので、飼い主さんのブラッシングによるサポートも重要になります。
猫は基本的に食べ物を丸飲みしています。そのためガツガツ勢いよく食べたり、たくさん食べすぎると食後にえずいたり、嘔吐をすることがあります。吐いた後にケロリとしていて元気な様子であれば、問題ないことが多いです。
元気がない様子などはなく、いつも通りで食欲も旺盛な猫は、食べ過ぎで吐きたそうな仕草をしていることがあります。
猫は強いストレスを感じた際に、黄色っぽい嘔吐をする場合があります。
ストレスによる嘔吐であると、動物病院で受診しても異常が見つけられないことがあります。この場合の原因としてストレスでえずくことがあるということを視野に入れて原因を探してあげましょう。
病気が原因でえずくこともあります。
具体的な病気の例としては、
などがあげられます。
いずれも、嘔吐を示すことがある病気なので、嘔吐に至る前段階として、吐きそうで吐かない仕草をすることも多々あります。
猫がえずく際の対処方法について解説します。
猫のことを第一に考えて、正しい対処をできるようにしましょう。
猫が何度もえずいている場合には、早めに動物病院へ連れて行くことが一番の対処方法です。特に、猫が苦しそうにしている場合にはできるだけ早く獣医師に診せたほうがよいでしょう。
また、動物病院へ連れて行くことで猫がえずく原因を追究し、症状の軽快につなげられます。猫を動物病院へ連れて行く際には、えずいている様子を動画で撮影しておくと、より良いでしょう。
札幌市北区にあるちゅら動物病院は土日祝日、年末年始も診療を行っておりますので、お困りごとなどがありましたらいつでもご相談ください。
猫の診療に関しましてはこちらに記載しておりますのでぜひご覧ください。
定期的にブラッシングをしてあげましょう。
猫は自分でグルーミングをする動物ですので、完全には抜け毛を飲み込むことを防げませんが、定期的にブラッシングをすることである程度の抜け毛は除去することができるでしょう。また、ブラッシングは被毛の健康維持にも効果的です。
ホームセンターなどで買える猫草でお腹にたまった毛球を吐かせるお手伝いができます。猫草の効果は、「食べることで胃を刺激して吐き気を誘発する」といわれています。「草」ならば何でもよいわけではなく、特に自生している草には除草剤や農薬のリスクがあるので、与えないほうが良いでしょう。
ストレスからえずいている場合、まずは何がストレスになっているのかよく観察しましょう。どういったタイミングでえずいているのか、どこでえずいているのか、直前にしていたことは何か、周期性はあるのかなど、よく見ていてください。ご家族がいらっしゃるなら複数の目で観察できるのでノートに情報をまとめるのもいいでしょう。
猫のストレスの原因が運動不足であれば、一緒に遊んだり、上下運動ができるキャットタワーを設置するなどして身体を動かしてあげましょう。
またたびを与えると、猫は一定時間活発に動き回るようになるため、運動不足の解消にも効果が期待できます。
爪とぎができずにストレスをためているのなら、爪とぎグッズを充実させることも効果的です。
人間と同じで、猫の中にはあまり動きたくない子もいますし、そっとしておいてほしい子もいますし、自由気ままな子もいます。
猫の様子をよく観察し、その子にあったコミュニケーションをとることが推奨されます。
いかがでしたか?今回は猫が吐きそうで吐かない時の原因、対策についてご紹介させていただきました。
多くの場合は毛球が原因でえずきますが、頻繁に嘔吐したり吐こうとする場合は一度近くの動物病院に相談してみましょう。
ちゅら動物病院は犬、猫の他、インコなどの鳥類、そしてフェレット、うさぎ、ハムスターハリネズミなどの小型哺乳類・エキゾチックアニマルの診療を行なっております。土日、祝日も診療しております。夜間、時間外診療についてはお気軽にお問い合わせください。診療経験豊富な獣医師が対応させていただきますので、安心してご相談いただければ幸いです。
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