犬のワクチンって打たなきゃ行けないの?時期や種類は?【土日祝日でも相談できる札幌市の動物病院】

2022.11.17

犬の予防接種の重要性

ワクチン接種は愛犬の健康を守るためにとても有効です。
ワクチンによってウイルスや細菌などの病原体から体を守る抗体を作ることができるようになり、もし感染してまったとしても症状を軽減させる効果が期待できます。ワクチンで防げる感染症の中には、後遺症が残ってしまったり命に関わる病気もあります。
これらの病気の感染経路には犬のコミュニケーション手段である匂いを嗅ぐことでうつる接触感染や咳、くしゃみ、鼻水などからうつる飛沫感染があります。
ワクチンは犬から犬への感染だけでなく、犬から人に感染する「人獣共通感染症」を防止する役割もあります。また、ドックランやペットホテルなど、複数の動物が集まる施設を利用する場合は、ワクチンを打っていないと利用を断られるケースもありますので注意しましょう。

不安な場合は動物病院へ

ワクチンについてなにかご不安やご相談がありましたら、お近くの動物病院に連絡することをお勧めします。
ちゅら動物病院は平日の他、土日祝日も診療を行っており、ワクチンについてのご相談をいつでも受け付けております。
札幌市北区にありますが手稲区、中央区のほか、石狩市や小樽市などからもアクセスしやすい立地にあります。よければお気軽にご相談ください。

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犬のワクチンには2種類ある

犬に打つ予防接種(ワクチン)は主に2種類あります。

⚫︎狂犬病予防接種

これは、国が定める予防接種であり、犬を飼っている人は必ず受けさせなければいけません。
狂犬病接種は1年に1回(4~6月の間に)受けさせることが法律(狂犬病予防法)で義務付けられています。

⚫︎混合ワクチン(伝染病予防接種)

こちらのワクチンは任意であり、種類もいくつかあります。代表的なものを言うと、5種ワクチン、10種ワクチンなどです。もちろん、数が多くなればそれだけ多くの種類の予防ができます。数が多くなると副作用がでやすくなるわけではないので安心してください。

年齢別ワクチン接種の時期と種類の一例

生後8週以降:5種混合ワクチン
生後11週以降:5~10種ワクチン
生後14週以降:5~10種ワクチン

その後は1年に1回接種される人が多いですが、近年では毎年打たなくても良いとする流れが主流になってきており、3年ごとの接種を推奨している病院もあります。

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ワクチン接種後は副反応に注意!命に関わることも。

ワクチンを接種した後に、副反応が出ることがあります。打った直後にぐったりして元気がない、チアノーゼ(口に粘膜の色が真っ白になること)になる、嘔吐などは「アナフィラキシー」というショック症状です。これらの症状は、放置すると命に関わることがある重大な副反応のため早めの対処が必要です。
打った後に、ムーンフェイス(顔が腫れる)、痒みがでることもあります。ワクチンを接種した日は長時間の外出などは控え、いつもと違った様子があればすぐに動物病院へ連絡しましょう。

狂犬病予防接種の料金は均一ですが、ワクチン費用は病院によって大きく違うことも?

①狂犬病予防接種(札幌市の場合)は注射済票交付料 700円 狂犬病予防注射料 2690円です。
また、犬を飼い始めたときには保健所登録をしなくてはなりませんが、まだ行っていない場合は、上記の金額とは別に登録手数料 3200円がかかります(初年度のみ)。

②混合ワクチンは動物病院によって異なります。相場はおよそ5種混合ワクチンで5000~7000円程度、6種以上になると6000~10000円程度です。
混合ワクチン接種は病気の治療ではなく、健康な身体に行う予防行為なのでペット保険の対象にはなりません。

ちゅら動物病院の料金案内

ワクチン接種後の証明書は保管しておきましょう

札幌市内の動物病院の場合

〈①狂犬病予防接種後に渡されるもの〉

・注射済票
・鑑札(保健所登録したときのみ)

〈②混合ワクチン接種後に渡されるもの〉

・混合ワクチン証明書

ワクチン接種の追加接種に連れていく場合は、過去のワクチン証明書を持参しましょう。適切な時期にワクチンを受けているか、どの種類のワクチンを接種しているかを、獣医師が確認するために必要になります。

愛犬を感染症から守るために

ワクチンは恐ろしい感染症から犬を守ることができる、非常に有用な手段です。
適切な接種時期や接種時の注意点、副反応についてなど、正しい知識を持つことがとても大切になります。
特に子犬は免疫力が低く、感染症にかかると重症化しやすいので新しい子を迎えたら早めにお近くの動物病院でワクチンの相談をしましょう。

ちゅら動物病院ではワクチンについてのご相談を受け付けています。「犬を飼い始めたけどワクチンってどうすればいいの?」、「副反応について詳しく聞きたい!」などどんなことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。

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札幌市で動物病院をお探しなら

ちゅら動物病院は犬、猫の他、インコなどの鳥類、そしてフェレット、うさぎ、ハムスターハリネズミなどの小型哺乳類・エキゾチックアニマルの診療を行なっております。土日、祝日も診療しております。夜間、時間外診療についてはお気軽にお問い合わせください。診療経験豊富な獣医師が対応させていただきますので、安心してご相談いただければ幸いです。

タカハシメグミ

外部ライター

動物看護師・ライター

2010年、動物看護師として石狩市の動物病院にて勤務。犬や猫を中心に診察・診療の補助を行う。2016年、結婚・出産を機に退職。その後はパートタイマーとして動物園に勤務する。2021年より、ちゅら動物病院で記事を書かせていただくことになりました!海外の論文や記事を参考に、少しでも愛犬、愛猫の健康に貢献できるような記事を目指してがんばります。

※本ライターによる執筆は本ライターに帰属するものであり、その正確性や内容に関してちゅら動物病院がなんら保証するものではありません。

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