狂犬病ワクチン、毎年必要?時期や費用は?

2021.05.27

犬だけでなく、もちろん人間も、そして猫などにも感染する狂犬病。実は全ての動物に感染するんです。潜伏期間は平均1〜3ヶ月ですが、その幅は数日〜数年と長く、致死性の高い厄介なウイルスです。そのような事情から、犬は年に1度の狂犬病予防注射が義務付けられています。忘れずに接種するようにしましょう。

狂犬病予防接種を受ける時期

狂犬病予防法、という法律があります。それに従い、予防接種は毎年4月1日〜6月30日の間に受けることが基本とされています。昔は市区町村が公園や公民館を使って「集団接種」をしていましたが、特に都市部ではそういった動きがなくなり、各飼い主さんが個別で動物病院で予防注射を受けるのが一般的になってきています。新年度忙しい時期ではありますが、必ず受けさせるようにしましょう。4〜6月は動物病院が混雑しやすく、待ち時間が長くなりがちですが、6月後半からは混雑も減っていく病院が多いかと思います。

予防接種はいくら?費用を調べてみよう

集団接種の場合は、「狂犬病予防注射済み票交付手数料(550円)」と合わせて、おおよそ3,500円ほどかかります。動物病院で接種する場合もほとんど変わらないケースが多いと思います。稀に少し高い病院もあるようですが、逆に狂犬病ワクチンの料金を割引している病院、というのは聞いたことがありません。

北海道ならではの「狂犬病事情」とは

北海道は、他の都道府県と比較してやや狂犬病が身近…かもしれません。北海道はロシアとの船の行き来が盛んです。これらの船には犬が守り神として乗っており、上陸することもあるのだとか(北海道獣医師会より)。狂犬病は日本国内では発症報告がもう数十年ありませんが、ロシアは今でも毎年数例、人への感染が報告されています。

その他の国の狂犬病事情とは

また、日本と身近なミャンマー、中国などでは毎年数千人の発生が報告されています。フィリピンでも200〜300人、そのほか、韓国、タイ、ベトナム、インドネシアなどでも毎年報告がありますので、十分な注意が必要です。

逆に、「狂犬病清浄地域」といって、狂犬病がほぼ全滅したとされる国や地域の方が少数で、日本、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、グアム、ハワイ、フィジーなどのみです。まだまだ「絶滅した過去の病気」とは呼べないかもしれませんね。

狂犬病予防注射を受け忘れた!どうすればいい?

狂犬病の予防注射と合わせて動物の登録を市区町村にする方が多いと思います。これに違反すると20万円以下の罰金が定められています。同じく予防接種の義務違反も20万円以下の罰金刑が適用されます。特に外にお散歩に行くわんちゃん、ペットホテルに預けることがあるわんちゃんは注意が必要です。実際、他の人を犬が噛んでしまい、それによって狂犬病予防法違反の罰則が科された事例があります。

狂犬病の予防注射を忘れてしまった場合は、かかりつけの先生に相談してみてください。ほとんどの病院で快く対応してくれるはずです。

※なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自治体によっては予防接種の期間が延長されているところもあるようです。詳しくはかかりつけの先生またはお住まいの自治体にお問い合わせください。例えば埼玉県では、6月末までの期間を12月末までに延長するという措置が取られました。

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