猫の肥満は健康の大敵!土日でも猫について相談ができる札幌市の動物病院は?

2022.12.01

愛猫が少し太ってるかも…?と思ったら、肥満度を把握することはもちろん、場合によっては動物病院に相談する必要があります。病気が原因で太っていることもあるし、逆に肥満から引き起こされる病気もあるからです。

北米で2005年に組織されたペット肥満予防協会(The Association for Pet Obesity Prevention (APOP) )によると、猫のうち60%が過体重または肥満であると言われています。
実に半分以上の猫ちゃんが肥満。肥満は思った以上に身近に存在することが分かります。

身近に存在する「肥満」ですが、軽く侮るのは危険です。一般的に、猫が肥満になると動きづらくなるため運動不足になるほか、外科手術や検査がより困難になるため、生活の質が下がり寿命が縮まることも考えられます。軽く見られがちな肥満ですが、実は猫の命や健康を脅かすほどの病気を多く引き起こす深刻な危険因子なのです。

今回はそんな健康の大敵である「猫の肥満」について詳しく紹介していきます。

迷ったら動物病院へ相談!

少しでも「太ってるかも?」と不安があるのなら一度お近くの動物病院へ相談しましょう。
深刻な病気が原因で太ってしまうこともあります。

ちゅら動物病院は札幌市北区にある動物病院です。
年中無休で診療を行っており、肥満などによるご相談もいつでも受け付けています。手稲区、中央区、石狩市、小樽市などからのアクセスも良いので、よろしければご連絡ください。

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猫の肥満による様々なリスク

猫の肥満は、人と同じようにさまざまなリスクや病気につながります。

⚫︎骨や関節への負担

体重が重くなると、骨や関節に負担がかかります。そのまま放っておくと関節などに痛みが生じて猫があまり動かなくなり、運動をしないと、さらに脂肪が付きやすくなるという悪循環に陥ることも。捻挫や関節炎など、治療が必要な状態まで悪化することもあるので、要注意です。

⚫︎糖尿病

猫は肥満になると、健康的な体重の猫と比較した場合、糖尿病になるリスクが3.9倍になると言われています。

⚫︎皮膚病

意外かと思われますが皮膚病も肥満によってリスクが上昇します。
グルーミングができなくなってしまうことから、様々な皮膚病に罹りやすくなります(アクネ=顎ニキビ、脱毛症、フケ、皮膚糸状菌症など)。
またお尻周辺が全く届かなくなると排泄物がくっついたままで不衛生な環境になります。

⚫︎膀胱/尿道疾患

肥満になるとトイレに行く回数が減り、蓄尿量が増えることで尿石症、猫の特発性膀胱炎、尿路閉塞、尿路感染などのいわゆる猫の下部尿路疾患リスクが上がると言われています。

⚫︎心臓や呼吸器への弊害

肥満によって体が大きくなると、毛細血管も体の大きさに合わせて長く伸びていきます。
そうなると、血液をより遠くまで送らなければならなくなるため、血液の循環を担う心臓に大きな負担をかけることになるのです。

ぽっちゃり猫の原因は?

⚫︎食べ過ぎ

猫がかわいいからといっておやつやごはんを与えすぎてしまうと肥満につながってしまいますのでしっかり食事の管理をしてあげましょう。

⚫︎運動不足

室内飼いにしている場合、部屋のなかでは行動範囲が限られるため、どうしても猫が運動不足になってしまいがちです。
おもちゃなどを使って1日のトータルで15~25分くらい運動ができると良いでしょう。エネルギーの発散は猫のストレス発散や体力づくりに効果的です。

⚫︎避妊・去勢手術

避妊・去勢手術を行うとホルモンバランスが崩れ、太りやすくなります。
術後は 低カロリー・高たんぱく設計のライトフードで食事コントロールしてあげましょう。

また、これらのほかに病気を原因として、猫が太る、肥満になる場合があります。
短期間(数日~1か月)で急に太った(特にお腹が膨らんできた)、食欲・元気がないなどの症状がある場合は、緊急性が高い病気が考えられるため、すぐに動物病院を受診しましょう。

猫の肥満はどう判断したらいいの?

猫の適正体型を簡単にチェックできる方法として「ボディ・コンディション・スコア」(Body Condition Score:BCS、略して「BCS」というものがあります。
BCSでは、見た目と触れた状態から、体型(特に脂肪の付き具合)を5段階で評価します。
自身でやってみて難しいようであれば、一度病院で獣医師にチェックしてもらいましょう

出典:(環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」

猫のダイエットでいきなりご飯を減らすのはNG!

食事の量を急激に減らしてしまうとかえって猫にストレスを与えてしまう可能性があります。
空腹による胃酸過多で嘔吐してまう可能性もありますので、まずは量をあまり減らさなくて済む、低カロリーのフードに変えてみるのが良いでしょう。
おやつも、回数や1度に上げる量を減らしてみましょう。

ダイエットの第1歩は、飼い主さんの心構えから

ぽっちゃりした猫ちゃんは一見かわいく見えても、身体には大きな負担をかけています。
愛猫の将来を考えて飼い主さんがしっかり対処してあげてください。
「うちの子太ってないかな?」「自分だけじゃ判断できない」という方は、まずは一度近隣の動物病院にて相談してみましょう。

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札幌市で動物病院をお探しなら

ちゅら動物病院は犬、猫の他、インコなどの鳥類、そしてフェレット、うさぎ、ハムスターハリネズミなどの小型哺乳類・エキゾチックアニマルの診療を行なっております。土日、祝日も診療しております。夜間、時間外診療についてはお気軽にお問い合わせください。診療経験豊富な獣医師が対応させていただきますので、安心してご相談いただければ幸いです。

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