犬が前足をペロペロ舐める原因は何?病気?やめさせる方法は?

2021.04.27

猫は通常、足を清潔に保つため、つまりお手入れのために前足を舐めると言われています。しかし、犬の場合は事情が異なります。犬はグルーミングをするのが好きではありますが、毎日、しょっちゅう前足を舐めている場合、別の原因があるかもしれません。「前足を舐める」という行為はよく見られるものですし、原因の特定が難しいので、飼い主であるあなたがよく観察し、問題がないかどうか見極めてあげる必要があります。ここでは、前足を舐める場合に問題があるケースについて紹介していきます。

前足を舐める原因はもしかしてアレルギーかも?

犬も、人間同様アレルギーになります。アレルギーの原因は多様で、花粉、カビ、ほこり、ダニなどのほか、ドッグフードに含まれている(残留している)薬品や、そもそも使われている原材料に対して発症することもあると言われています。その結果、痒みが生じて前足を舐めているかもしれません。

あなたが裸足で外を歩き回ったら、足の裏はどうなるでしょうか?砂利や葉っぱ、土など、さまざまなものが足の裏にくっつくでしょう?犬は散歩をするたび、いろんなものをそうやって持ち帰ってくるのです。

アレルギーは、人間であっても見極めが非常に難しいので、それが犬となればより一層難しくなります。解決策として、動物病院に行って獣医さんに相談してみるということが挙げられます。舐めすぎることで炎症していたり、白い被毛の犬の場合は赤くなってしまっていたりします。まずはその症状をやわらげてあげることも必要ですし、アレルギーが想定されるならどうしたらいいか、先生に聞いてみると良いでしょう。

最悪の場合、アクラリック皮膚炎という症状にまで至ってしまうこともあります。舐めることで毛が抜け落ちる、赤く腫れる、などの症状が見られた場合はすぐに動物病院にいくと良いでしょう。

痛みや痒みをケアして前足を舐めているかも?

何かトゲが刺さっている、虫刺され、しこりがある、腫れている、など舐めている箇所の異常を確認してみてください。足にそういった様子がみられない場合も、犬は神経終末である前足を舐めることで痛みや痒みを紛らわせようとすることがあります。この場合もやはり動物病院に連れて行くことが懸命な解決策です。自分でできることは舐めている前足の傷やトゲなどの確認ですが、動物病院ではより詳細な検査を行ってくれるでしょう。

吐き気がすることで前足を舐めるわんちゃんも

前足を舐めている最中、よだれが垂れているようなことはないでしょうか?その場合、吐き気に苦しんでいることも考えられます。よだれを垂らしながら舐める場合、前足だけではなく、床、絨毯、ソファー、カーペットなどを舐める場合もあります。このように、床やソファを舐める行為は頻繁に見られるため、多くの飼い主さんは気に留めることは少ないようです。しかし、原因が吐き気やアレルギーのことも考えられるので、かかりつけ医の獣医さんに相談してみてください。場合によっては犬の食事、服用している薬などが原因である可能性も考えられます。

強迫行動や癖になってしまっていることも

過去、アレルギーであったり、長期的に服用していた薬の副作用であったり、ともかく長い間前足を舐めていた犬は、「それをすることで気分が楽になる」と学習してしまっていたり、人間同様、単なる癖として習慣になってしまっていることもありえます。人間でも前髪をいじったり、貧乏ゆすりをしたり、そういった癖があるのと同様です。

また、単に退屈で前足を舐めるケースもあると言われています。犬は散歩や飼い主とのコミュニケーション、訓練などを通じて、ストレスを発散させ、体力を使います。ところが、何もすることがない部屋で一日中閉じ込められている場合、暇つぶしで前足をペロペロと舐める…という行為を癖にしてしまう可能性があります。これは獣医師さんでは解決できない問題でしょう。できるだけワンちゃんが退屈しないよう、遊んであげる、気にかけてあげることが必要です。

不安やストレスを紛らわせたくて前足を舐める

人間でも、不安やストレスを感じると、爪を噛んだり、貧乏ゆすりをしたり、というケースはよくみられます。動物も同じく、不安やストレスを感じたとき、自分自身を落ち着かせるために前足を舐めることがあります。

引越しして環境が変わる、リモートワークで毎日家にいた飼い主がいなくなる、家の外で工事が始まって騒音がひどくなる…さまざまな不安やストレスの要因があるでしょう。そういったことがきっかけになっているようであれば、できる範囲で対処してあげてください。あまりに重症の場合は獣医さんに相談しましょう。

イライラしている、不満が溜まっていることが原因なことも

不安やストレスだけでなく、イライラや不満が溜まることも同様に前足を舐める理由になります。敏感な犬だと、例えばいつも遊んでいたおもちゃがなくなったとか、家具の配置が変わった、ということで前足を舐め始めることもあるそうです。この場合は獣医さんよりは行動療法ができる、しつけやトレーニングの専門家に相談してみることが解決策になることがあります。

飼い主の注意を引くために前足を舐める

普段あまり構ってくれない飼い主が、前足を舐めた時だけ、それをやめさせようとしてくる。これは犬にとっては「前足を舐めていると飼い主さんが遊んでくれる、構ってくれるぞ!」ということになってしまいます。この原因の場合、前足を舐める行動をあえて無視し、他の行動に対して構ってあげる、ということで改善していくでしょう。

犬の様子を録画しておこう!

獣医さんやしつけの専門家に相談した時に限って、わんちゃんは前足を舐めてくれないかもしれません。また、獣医さんもトレーナーさんも、口頭の説明だけでは判断が難しいでしょう。「これは問題だな」と思う行動があれば、できるだけ撮影して動画でみてもらうことが有効です。幸い今の時代はスマホで簡単に動画が撮れますから。

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いかがでしたでしょうか?前足を舐める、という行動は、とてもよく見られる行動である一方、これだけさまざまな理由が考えられ、解決もなかなか難しい、とてもやっかいな問題です。ただの癖であれば良いのですが、肉芽腫や皮膚炎を発症してしまう可能性もありますので、ちょっと「危ないな」と思った時には、ワクチンや定期検診などの際で構いませんので、かかりつけの獣医さんにぜひ相談してみてください。

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